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07.09
Wed
ふりかえりの質問には「枠をつける質問」と「枠をこわす質問」という、ひとつの分け方があると考えています。
「枠をつける質問」とは、質問された人の思考のプロセスをガイドし、言語化するのを助ける質問。

例えば、
「どんなことがあった?その時どんなふうに感じてた?」
「それって、グループの何が表れていたのかなあ?」
「じゃあ、そのことって次の活動にはどんなふうにつなげられそう?」
起こったことを追体験しながら、そのことから気づきや学びを引き出せるよう、思考の歩幅が広くないような質問をテンポよく投げかけていきます。

または、
「今の活動について、“リーダとフォロワー”ということについて、どんなふうに感じる?」
「さっきの活動が終わってみんなで話をした時に“共通理解”というキーワードが出ていたけれど、今の活動ではどうだった?」
<何について>考えたり話したりすればよいのか、という枠組みを渡すことで、ふりかえりやすくします。

多くの場合は、この「枠をつける質問」を投げかけます。言葉にするのは簡単ではないし、早まってしまうと言葉だけがぽかんと浮かんだふりかえりになってしまうので、出来事やその時の気持ちが言葉に乗っかるように、小さな歩幅で進んでいきます。


でもそれだけではなく、「枠をこわす質問」というのがあります。
「枠をこわす質問」とは、「うーん、そんなこと考えたこともなかったなあ」とか、「なるほど、うまく言葉にならないけれど(考えた先に)何かありそう」と思考の枠組みがばんっと広がる(こわれる)ような質問です。

アーロンというPA Inc.のスタッフのプログラム帯同した時のこと。
ジャイアントシーソーというエレメントを使って活動をして、一通りそこでの出来事をふりかえったあと、
「みんなは、これまで(の人生で)どんな時にバランスのことを考えた?」
と問いかけました。
「うーん…」とうなる参加者。でもこの「うーん…」は、みんながぐっと考え込んでいる、うーん。活動の中で、身体を通してバランスをとるということや、集団のバランスということが体感されているからこそ、「うーん…」とうなれる。
しかも、こういう「枠をこわす質問」って、問いかける相手の中に自分も含まれていると思うんです。ファシリテーター自身も、「うーん…」と考える。

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今度は自分の事例。
タイムトライアルの(達成するまでの時間を縮めていく)活動はよく、「できるだけ早いタイムを出してください」というインストラクションで始めます。
そのふりかえりで、「今の活動は達成だったと思いますか?それとも、達成していないと思いますか?」と尋ねたことがあります。
ある人は、「タイムがどんどん縮まっていって、思ってもみないタイムが出たから達成だと思う」と言い、ある人は「でも、最後の一回でミスしてしまった。あのミスがなければもっと早いタイムが出ていたかもしれないから、達成していないと思う」と言いました。また、「『できるだけ早いタイム』だから、今のタイムでも達成でしょ」と言う人もいました。
それぞれが持っている「達成する」という概念が刺激されて、そこから目標設定についてのふりかえりが深まっていきました。


書きながら、はっきり区別できていないような気もするけど。。
でも、「枠をつける質問」はこれからも上手になりつつ、やっぱり「枠をこわす質問」ができるファシリテーターになりたいと思います。
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