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02.04
Tue
大学院の時の修士論文は、「長期冒険キャンプにおけるグループプロセスと個人変容との関連の検討-自尊感情に及ぼすグループの影響に注目して-」という、ただただいかついタイトルでした。(内容については、またの機会に)

2週間のキャンプの間中、一人ひとりやグループと関わりながらその様子を記述したものと、キャンプが終わって2か月くらいした後にインタビューをしに行って得た子どもたちの語りが主なデータでした。(質問紙もとったけど)

質的研究という分野の研究法で、その時に「自分自身がものさしになる」という体験をして、研究の中で実践者としての力も鍛えられたなあと感じています。
(指導教官の坂本先生のことも、またの機会に)

やっと本題です。
そうやって研究に取り組む中で自分自身と向き合っているころに、想田和弘さんの「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」という本を読みました。
想田和弘さんは、ご自身で「観察映画」と評している手法でドキュメンタリー映画をとる監督さんです。主題を持たず、対象に入り込んで映像にするという観察映画では、リサーチや台本、ナレーションやテロップ、そして音楽さえも使わないそうです。

その本に書いていることは、当時ぼくが取り組んでいた質的研究と大きく重なりました。
「映画作家が撮れるのは、撮影者の存在によって変わってしまった現実以外に、あり得ない」こと、だから「観察映画では必ず、僕自身も含めた観察になる」こと。
キャンプでの記述データを読み返したり、子どもたちの語りを聞き返していたりしていた僕にとって、対象との距離を考え直すきっかけになりました。
「自分も含めて対象を観察すること」って、ついつい忘れてしまうけれど、今でも大切にしていることです。

教育とは違う視点で、「対象を観察する」ということについて考えてみることのできる本。
久しぶりに読み返してみようと思います。

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