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04.07
Mon
貧乏大学院生だったころ、住んでいた学生宿舎はキッチンが共同でした。そこには二口のコンロがあって、あまり知らない誰かと二人でごはんをつくることも少なくありませんでした。
中国からの留学生がカゴいっぱいの見たこともない調味料を使ってうまそうな麻婆豆腐を作っていて、隣の僕の野菜炒めがとても恥ずかしかったこと。たまたま隣の人も鍋を作っていたので材料を交換して、急に豪華な鍋に変身したこと。
今思えば、悪くない場所でした。

ある時、生物系の院生の人と一緒になった日のことです。その人は、大学生の頃はトンボの生殖を研究していたというなかなかのツワモノで、ご飯をつくりながらお互いの研究や実践の話で盛り上がっていました。その人が、こんな質問をしました。

「ねえ、沢ガニって何呼吸だと思う?」

沢ガニが何呼吸か・・・、考えたこともないですよね。でも考えれば考えるほどわからなくなります。沢ガニって、陸上にいる時間が長そうだから肺呼吸?
でもなあ、肺はなさそうだよなあ。ちょっと水に潜って呼吸したら、しばらく地上にいることができるのかなあ。

結果から言うと、「えら呼吸」とのこと。でも、甲羅の中に水をためて、陸上でも空気中から水の中に酸素を取り込むことで呼吸ができるという荒業を持っていて、陸上に長くいられるそうなのです。

あの時の「沢ガニって何呼吸だと思う?」という質問の、不思議な魅力。
今まで考えてもみなかったこと、これからも考えることはなさそうなことが刺激されるような質問。何だか通り過ぎることのできない質問。肺呼吸かえら呼吸かをこえて、沢ガニそのものに引き込まれる質問。

シンプルでいい質問をしたいなあ、といつも思っています。

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