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04.30
Wed
「この本、好きそうやなあと思って!」

とある人が紹介してくれた本。さっそく買って、読んでいます。
まだ読み始めですが、おもしろい。

あわいの力 「心の時代」の次を生きる (シリーズ 22世紀を生きる)あわいの力 「心の時代」の次を生きる (シリーズ 22世紀を生きる)
(2013/12/26)
安田登

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タイトルからすでに、くすぐられる。
そして、出版社をみると「ミシマ社」。
ますます楽しみ。

こんなふうにすすめてもらえることって、すごくうれしいことです。
ぼくも、本を見て誰かの顔が浮かんだら、その人に伝えよう。

ちなみに、ミシマ社は小さい出版社だそうですが、おもしろい本をたくさんつくっています。
社長のみしまさんの著書も、おもしろかったです。

計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話
(2011/10/14)
三島 邦弘

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04.28
Mon
今年度、自身で企画をして「クラスのちからを生かす」という研修会を開催しています。(主催はプロジェクトアドベンチャージャパンです)
第一回は、「クラスで生かすプロジェクトアドベンチャー」。プロジェクトアドベンチャーを体験しながら、その考え方を自分の言葉に置き換えながら、実践していくための土台をつくるような回を目指しました。残念ながら大雪のため、1日のオプションプログラムに変更。。でも、とってもいい時間になりました。
第二回は、「クラスでアクティビティを使いこなす~アイスブレイク/ウォームアップ編」として、4月の最初に使えるアクティビティを中心にしたワークショップでした(4/1の投稿を参照)。

そして、第三回、「ビーイングを科学する」。
集団には、一人ひとりの行動に影響を及ぼす規範(ノーム)が生まれます。私たちは、良くも悪くもそういった見えない規範にしばられています。
公の場で大きな音をたてて鼻をかむのははばかられますが、アメリカでは鼻をすするほうが気分を害されるようです。そのような見えない規範や指針はどんな集団にも生まれます。    
クラスの子どもたちの中には、「積極的に取り組みすぎると調子に乗っているって思われるかな」「本当はいろんな子と話したいけど自分のグループから外されたりしないかなあ」など、誰も望んでいないのに、お互いに行動を縛り合っている規範や指針があるかもしれません。「ビーイング」を使ってそのネガティブな規範や指針を、肯定的なものに書き換えていくことを目指しています。それは、ビーイングに書かれた言葉と実際の出来事を、行ったり来たりする中で、少しずつ少しずつつくられていくものです。


この、「クラスのちからを生かす」というワークショップの肝になる回です。
残り半月、やりきるぞ。

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04.16
Wed
この土日は、久しぶりの連休でした。
忙しいと目に見えて部屋が散らかり、日常の当たり前のことが崩れていくのが悪い癖。
この2日はメンテナンスの時間にしよう、と「やらなくてもいいけれどやるといいこと」に時間をつかいました。

布団を干して、掃除と洗濯をする。
玄関から順番に、普段やらないところをきれいにする。
自転車を洗って、油をさす。
靴を磨く。
本棚の本を一度出して、もう一度しまう。

もう使わないと思うものを、たくさん捨てる。
もしかしたら何かに使うかもしれないと思うものを、いつでも使えるように整理する。

あわただしく4月を迎えて、新しい1年という実感もないまま半月をすごしていたので、なんだかとてもいい区切りになりました。大掃除は、年度末年度始にやるのも悪くないなあ。

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メンテナンスというと、何か機械や道具を点検したり修理したりするようなことを想像しますが、もっと広く捉えると「維持」するために行うあれこれのことです。
「維持」の特徴は、維持できなくなった時にその作用がわかるところにあります。つまり、維持できている間は、それがどう作用しているかはわからないのです。

僕は長崎県の出身で、長崎は東京と比べると田舎です。
田舎の心性って、「維持」なんだと思うんです。今あるものをやりくりして、変わらないことを保っていく。変わってしまうことが唯一の結果(しかもネガティブな結果)だから、変わらないことのために、うまいことやる。結果というフィードバックがなくても、やり続ける。そうやって、維持されてきたものってたくさんあると思います。(もちろん、田舎の一面でしかないですが)

結果というフィードバックがないからこそ、気がけてやらないといけないことがあります。そういうことって、すぐに後回しにするんだよなあ。。。反省。
新しいことやったり、チャレンジしたりすることと同じくらい、メンテナンスも大切にしたいと感じた2日間でした。

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04.07
Mon
貧乏大学院生だったころ、住んでいた学生宿舎はキッチンが共同でした。そこには二口のコンロがあって、あまり知らない誰かと二人でごはんをつくることも少なくありませんでした。
中国からの留学生がカゴいっぱいの見たこともない調味料を使ってうまそうな麻婆豆腐を作っていて、隣の僕の野菜炒めがとても恥ずかしかったこと。たまたま隣の人も鍋を作っていたので材料を交換して、急に豪華な鍋に変身したこと。
今思えば、悪くない場所でした。

ある時、生物系の院生の人と一緒になった日のことです。その人は、大学生の頃はトンボの生殖を研究していたというなかなかのツワモノで、ご飯をつくりながらお互いの研究や実践の話で盛り上がっていました。その人が、こんな質問をしました。

「ねえ、沢ガニって何呼吸だと思う?」

沢ガニが何呼吸か・・・、考えたこともないですよね。でも考えれば考えるほどわからなくなります。沢ガニって、陸上にいる時間が長そうだから肺呼吸?
でもなあ、肺はなさそうだよなあ。ちょっと水に潜って呼吸したら、しばらく地上にいることができるのかなあ。

結果から言うと、「えら呼吸」とのこと。でも、甲羅の中に水をためて、陸上でも空気中から水の中に酸素を取り込むことで呼吸ができるという荒業を持っていて、陸上に長くいられるそうなのです。

あの時の「沢ガニって何呼吸だと思う?」という質問の、不思議な魅力。
今まで考えてもみなかったこと、これからも考えることはなさそうなことが刺激されるような質問。何だか通り過ぎることのできない質問。肺呼吸かえら呼吸かをこえて、沢ガニそのものに引き込まれる質問。

シンプルでいい質問をしたいなあ、といつも思っています。


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04.06
Sun
プログラムを組み立てる時は、何に向かって組み立てるかという意図があります。こうなるといいなあとか、こういう体験を準備したいなあとか、時にはこのことを学んでほしいなあとか。

でも、迷います。
ついつい、自分の意図に引き寄せすぎてはいないか、意図から外れたことを見過ごしたり、無視したりしてはいないか。

以前、内田樹さんがブログだかツイッターだかで、講演をする前にはノートをまとめるのだけれど、それはノートにまとめたことを話さないためにやっているのだ、というようなことを話していました。

それは、単にまとめたことを話さないということではなく、整理しておくことで、壇上で沸く自分でも想像していなかった話や、聴衆とのやりとりの中で生まれる話に開かれるためなのだと受け取っています。

ぼくも、そんなふうに意図していたい。
ややこしいけれど、意図しないことに開かれるために意図を持っていたいです。


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04.04
Fri
会社のつくえの右側です。
気になったこととか、思いついたこととか、貼ったり挟んだり留めたりで。
左側はひどいありさまです。
そろそろ、本格的に片づけないと。。。

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04.03
Thu
ある学校の新入生のプログラムを思案中。
学年団の先生とのディスカッションをもとに、プログラムのフレームを考えました。
何をやるかは決めないけれど、どんな枠組みの中で組み立てるか、何を視点にふりかえるか、のよりどころになるフレーム。

イメージは、使いやすい入れ物という感じ。お気に入りのものを入れたくなるような、入れ物です。このフレームの中に、当日に起こるいろいろな体験をつめてこようと思います。

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04.01
Tue
3月29日の土曜日、高尾の森わくわくビレッジにて、「クラスのちからを生かす」研修会の第2回を行いました。
テーマは「クラスでアクティビティを使いこなす!①~アイスブレイカー/ウォームアップ編」。4月のスタートから、クラスを暖める、クラスを耕す、ためのアクティビティを体験したり、その実践について考えるようなワークショップです。
内容はこんな感じ。

<午前>
・アクティビティの分類(今日のワークショップではここのところを扱いますよ~)
・アクティビティ体験(からだを動かしたり、名前をつかったり、笑ったりなんだり)
・アクティビティの中でやっていること(アドベンチャーウエーブに沿って)
<午後>
・45分のモデルシークエンス(教室バージョン.と体育館バージョン)
・インストラクションドリル


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やりたいことはたくさんあって、どこをガマンするか…という感じでしたが、いい一日になりました。

スタートの時に、「何かを知ったり何かができるようになって帰ってもらえることもうれしいですが、『なんだか新年度楽しみになったなあ』と思って帰ってもらえるとすごくうれしいです」と話しました。
そんな時間になっていたらと願っています。

新しい1年の始まり、心から応援しています。

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